============ ユノカ・ソープ通信  Vol.13  2008/03/22 号 ============ ━ JUNOCA SOAP LETTER ━━━━━━━━━━ Slow Soap, Slow Life ! ━ ユノカ・ソープ通信 Vol.13  2008/03/22(土・満月)号   http://www.junocasoap.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ユノカでは、石鹸の新規出荷情報や、石鹸・香り・素材にまつわる話、 イベントのお知らせなど、不定期ですがいろいろな情報をお届けしています。 どうぞ、ごゆっくりお愉しみくださいませ。 《 今回の掲載内容 》   ・ごあいさつ   ・春季限定石鹸2008年度版の出荷はじめます。   ・春の山羊初乳、吉野本葛、ペリラ、トライアル石鹸を発売します。   ・奈良県月ヶ瀬、国産紅茶事情 〜土を育て、風土を活かす〜   ・吉野の若き葛職人誕生 こぼれ話 〜手は伝える〜   ・編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。ユノカ・ソープです。 春うららかな散歩日和で、そろそろ櫻前線が気になる季節になってきましたね。 さて、本年度のトップをかざり春石鹸の出荷を3月22日(土、満月)からはじ めます。春の定番石鹸も、レシピを一新して仕込みました。 春眠誘う夜風呂のお供に、是非どうぞ。                      ───────────────────────────────────  ■■■ 春季限定石鹸2008年版出荷はじめます。(2008年3月22日〜) ■■■ ─────────────────────────────────── 3月22日(土)より2008年度版の春季限定石鹸3種の出荷はじめます。 ○ ローズ・ガーデン   :ローズ石鹸 ○ モギー・グリーン   :蓬(よもぎ)石鹸 ○ 梅蜜(うめみつ)   :黒糖焼酎梅酒石鹸 ◆ローズ・ガーデン(Rose Garden)   ローズレッド・ペタル(バラの赤い花びら)を漬け込んだスイートアーモ   ンドオイルを配合したローズ石鹸。ゼラニウム、パルマローザ、ローズウ   ッド精油を配合、春の木漏れ日のようなやわらかく、甘くフローラルな香   りの石鹸。(新レシピ) ◆モギー・グリーン(Moggy Green)   沖縄産蓬(フーチーバー)を漬け込んだオリーブオイルと蓬ジュースで   仕込んだユノカ・オリジナルの蓬石鹸。蓬の香りが爽やかで、お母さんと   赤ちゃんが一緒に使えるようマイルドな使い心地に仕上げました。無香料。 ◆梅蜜(Ume_Mitsu)   無農薬自家栽培の梅の実を、喜界島産黒糖焼酎と国産百花蜂蜜で漬け込ん   だ特製梅酒で仕込むユノカオリジナルの梅酒石鹸。黄色と白色の可愛い丸   型フォルムに、梅エキスの甘酸っぱい香りがはんなり漂う、ウキウキ愉し   くなる石鹸です。(新レシピ) ◆各石鹸価格:1000円/個 ◆春季限定石鹸詳細:        http://www.junocasoap.com/shop/spring/index_vs.html ─────────────────────────────────── ■ 春の山羊初乳、吉野本葛、ペリラ、トライアル石鹸を発売します。 ■ ─────────────────────────────────── 3月22日(土)より春の山羊初乳石鹸、吉野本葛石鹸、ペリラ(エゴマ)石鹸、 トライアルセットの出荷はじめます。 ◆春の山羊初乳石鹸 アルガン・オレンジ (Argan Orange)   オリーブの2倍以上ものビタミンEを含み、保湿作用や皮膚をやわらかく   健康にすることで知られるモロッコ産アルガンオイルを配合した春の山羊   初乳石鹸。ユーカリ、スイートオレンジ、ジンジャー精油を配合、明るく   スパイシーな柑橘系の香りです。   ■石鹸価格:1000円/個   ■アルガン・オレンジ 詳細:       http://www.junocasoap.com/shop/premium/index_vgargan.html ◆春の吉野本葛石鹸 葛櫻(くずざくら)   吉野本葛を晒す過程で抽出した葛の泥実(どろみ=未精製状態の葛水)で   仕込んだ吉野本葛石鹸です。ほんのり櫻色、わらかいフローラル系の薫り   が櫻の吉野山を偲ばせるほっこりした春の定番石鹸です。   ■石鹸価格:1000円/個   ■葛櫻(くずざくら) 詳細:        http://www.junocasoap.com/shop/premium/index_kz.html ◆ペリラ石鹸 黒玉(Kuro_Dama)   日本エゴマの会、村上守行さんが生搾りした福島県阿武隈産ペリラ(エゴ   マ)油と太白ごま油をたっぷり配合、伊勢産食竹炭を練りこんだ真っ黒   真ん丸ペリラ石鹸。ラベンダー、シダーウッド、パチュリ、ローズマリー   とシソ科の精油を中心に配合、落ち着いたハーブ系の香りに仕上げました。   ■石鹸価格:1000円/個   ■ペリラ石鹸 黒玉(くろだま)詳細:          http://www.junocasoap.com/shop/premium/index_pkd.html ◆春のトライアル・ソープ セット内容   ・山羊初乳石鹸   アルガン・オレンジ   ・吉野本葛石鹸   葛櫻(くずざくら)   ・ペリラ石鹸    黒玉(くろだま)   ・春季限定石鹸   ローズ・ガーデン             モギー・グリーン  の5種類、各一個ずつ。   ■セット価格:650円(約13g x 5個)   ■春のトライアル・ソープ セット詳細:          http://www.junocasoap.com/shop/trial/index_tsv.html ─────────────────────────────────── ■■■ 奈良県月ヶ瀬、国産紅茶事情 〜土を育て、風土を活かす〜 ■■■ ─────────────────────────────────── 奈良県の北東端、三重県の伊賀上野に隣接する山間にへばりつくように一面の 茶畑が広がります。ここは、奈良県月ヶ瀬、昔からのお茶の産地です。 以前取材した鹿児島は知覧の薩摩英国館・田中京子館長から、奈良県で国産紅 茶を有機栽培している方がいるとの紹介を受け、今回は、月ヶ瀬健康茶園さん を訪問です。 「日本の風土だから生みだすことができる紅茶の味わいがあると思うんです。」 かく語るは、茶園の17代目岩田文明さん。昭和59年、ご両親の岩田文祥さ んと美代さんが有機無農薬での緑茶栽培をはじめ、平成13年から文明さんが 緑茶の茶葉を紅茶に加工しはじめた。 「当時両親は、農薬や化学肥料の散布に疑問を感じていたようで、減農薬での お茶栽培をはじめようと思い、奈良の消費者グループさんに相談したそうです。 それなら、是非有機無農薬で栽培してくれませんか!との彼らの声に後押しさ れ、有機無農薬での緑茶栽培を即決したようです。」 「ツバキ科のお茶は広葉樹でも虫がつきやすく、6月から9月の間は必ず虫が つくんです。チャドクガやミノムシは広がると大変なので一匹一匹手でとって います。あとはカマキリなんかの天敵が駆除してくれます。農薬をまくという ことは、天敵をも殺すことになります。茶畑の生態系のバランスを崩さないこ とが大切なんです。」 文明さんは、前職で環境系の仕事に就いていた頃、英国に出張する機会があり 休憩所のようなところで普段使いの紅茶を振る舞われた。そのときの喉を転が り落ちる紅茶の味わいに深く感銘を受けたという。 父達が育んだ茶木やふかふかの土壌を継承しながらも、なにか茶園に新たな息 吹を吹き込みたいとの想いもあって、7年前に紅茶作りを始めた。紅茶づくり は静岡で有機無農薬で紅茶製造をしている水車むら紅茶さん(*1)から教わった。 「『やぶきた』などの緑茶品種はカテキンが少ないので、紅茶に加工しても渋 みや香りが押さえ気味となります。反面、パンチはないけど、アミノ酸が多い ので旨みがあって飲みやすく親しみやすいかもしれません。紅茶品種はカテキ ンが多いのでやはり渋みや香りが高いです。 春摘みの一番茶より夏摘みの二番茶の方がカテキンが増えるので、味や香りも しっかりしてきます。一年くらい寝かして熟成させた方が味がのってくる品種 もあるんですよ。」文明さんは熱く語る。 昭和40年代までは、月ヶ瀬一帯でも紅茶新種である「べにひかり」が栽培さ れ、紅茶製造も盛んで近隣にあった森永製菓などに出荷していたという。だが、 1971年の輸入自由化でほとんどは「やぶきた」などの緑茶品種に植え替え られた。文明さんは、閉鎖されることになった奈良県農業試験場などから紅茶 品種の茶木を移植し、「べにひかり」や「べにふうき」などを栽培、紅茶品種 での紅茶作りも始めている。 「暖かい南インドやスリランカでは、年間を通じて茶葉を摘みます。日本では それは無理です。ですが、冬の間にじっくり滋養を溜め、ゆっくり育った茶葉 でつくる紅茶の味わいもあると思うんです。そんな日本の風土を活かした紅茶 をつくりたいと思っています。」 まだ試作品ですがと味見させてもらった春摘みの「べにひかり」紅茶は、ミン トのような爽やかな香りが鼻に抜ける上品で味わい深いものだった。遠くない 将来、自宅でこの味わいに再会できるのを愉しみに茶園を後にした。                              (H/porter) ◆月ヶ瀬健康茶園 :http://www.junocasoap.com/mag/13_tsukigase_cha.html ◆月ヶ瀬健康茶園サイト: http://www.h3.dion.ne.jp/~tukigase/index.html ───────────────────────────────────  ■■■  吉野の若き葛職人 誕生 こぼれ話 〜手は伝える〜  ■■■ ─────────────────────────────────── ちょうどユノカを立上げて間もない頃に、取材させてもらったのが奈良県吉野 郡黒滝村にある葛工房の葛正 宮崎正芳さん。もう7年ほど前になるだろうか。 ちょうど宮崎さんも葛工房立ち上げ間もない頃で、妙にものづくりについての 話で盛り上がった。春のユノカの定番石鹸となって久しい葛櫻が生まれたきっ かけをつくってくれた出会いともなった。 時は流れ、今、黒滝村の工房で葛を晒しているのは、若き葛職人小屋孝士さん。 2年ほど前、身体の不調で晒し作業ができなくなるかもしれないと沈んだ宮崎 さんからの電話を受け、葛の泥実(葛を晒した水)で仕込む葛石鹸はつくれな くなるかもと話しあっていた頃、突然、宮崎さんからの明るい声の電話。 「葛工房の継ぎ手が決まりました。これからも泥実を提供できます!」 小屋さんは黒滝村から車で数十分ほど上手にある天川村洞川の出身。お母さん が洞川で宮崎さんの葛を使い、胡麻豆腐を手作りで製造販売している縁から葛 工房を継ぐ話が持ち上がった。 「ほんと、縁なんです。宮崎さんがほぼ一人で手作りした工房や道具をそのま ま引き継がせてもらって、葛をつくる技術も販路もすべて継がせてもらって本 当に感謝してるんです。」 工房を引き継いだのは一年半ほど前。工房名は、芳山(ほうざん)と名づけた。 まだまだ、宮崎さんに見守られながらの作業だけど、今は葛をつくる作業すべ てが新鮮だし、どれも愉しいという。でも、人の口に入るものだし不安はある。 「ときどき夢にみるんですよ。小屋くん、葛が固まらんよ、というお客さんか らのクレームの電話とか。」 奈良県内でも全国的にも国産葛のみで手づくりしている葛工房はほとんどない。 値段の安い中国産や韓国産を使ったり、葛に混ぜる甘藷(さつまいも)の粉の 量を増やしたりしている所が多いし、寒いわ匂いもきついわの重労働から、手 作りで葛をつくろうなどという葛職人がいない。 吉野葛は本葛が6割以上、甘藷が4割以下と定義されているが、小屋さんの作 る吉野葛は本葛の割合がさらに多くなるようにしている。 「だから、うちの葛は腰が強いでしょ。宮崎さんがつくりあげた味や技、なに より信用を落としたくないので。」 葛職人の手技と味がひとつ引き継がれ、守られたことがうれしい。 若き職人の誕生に出会えたことがうれしい。 そして、この春も葛櫻を仕込むことができたことがうれしい。                              (H/porter) ◆葛本舗芳山風景:http://www.junocasoap.com/mag/13_yoshino_houzan.html ◆葛本舗芳山サイト:http://yoshinokuzu.net/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集後記: 最後まで通読いただきありがとうございました。 ユノカでは皆さんの声をレシピや活動に活かして行きたいと思っています。 ご感想やご意見等々お気軽にお便りお寄せください。 これからも引き続きご愛読お願い申し上げます。(H) ─────────────────────────────────── ユノカ・ソープ通信 URL : http://www.junocasoap.com/ E-mail : info@junocasoap.com 編集・発行:ユノカ・ソープ(Junoca Inc.) メルマガの登録・解除はこちらから↓ http://www.junocasoap.com/mag/magazine.html ─────────────────────────────────── Copyright(c) 2008 JUNOCA Inc. 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